2012年4月13日金曜日

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青山高原の風力発電:40基増設、県が許可 三セク計画、国内最大規模に  /三重
毎日新聞 2012年04月11日 地方版

http://mainichi.jp/area/mie/news/20120411ddlk24040222000c.html


 県は10日、津、伊賀両市と中部電力の子会社「シーテック」が出資する第三セクター「青山高原ウインド ファーム」(津市)が、両市にまたがる青山高原に計画している風力発電施設40基の増設を許可した。同社は、青山高原で既に稼働している51基のうち20 基(最大出力計1万5000キロワット)を保有しており、1事業者が1カ所で行う風力発電としては国内最大規模になる見込みだという。【田中功一】
 増設する40基は、同社が昨年3月、設置許可を申請した。1基当たりの最大出力は2000キロワット。40基で一般家庭約5万5000世帯分に当たる計8万キロワットの発電能力がある。
 うち22基が室生赤目青山国定公園内に設置されるため、知事の諮問を受けた県自然環境保全審議会が昨年 9月の答申で、許可する場合は環境保全に配慮することを条件とするよう求めていた。県は答申を踏まえ、環境への影響を継続的に調査することや、木の伐採を 最小限にすること、野生動物の保護など11項目の条件を付け、特例的に自然公園法の許可を出した。






中日新聞 CHUNICHI WEB
風力発電「適地」で特例
第三セクター「青山高原ウインドファーム」(津市)
2012年4月11日

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20120411/CK2012041102000014.html?ref=rank

 
青山高原の風車群。県の許可通りに増設されると全国最大規模の風力発電基地となる=津、伊賀市境で、本社ヘリ「あさづる」から
写真
 津、伊賀両市と中部電力の子会社が出資する第三セクター「青山高原ウインドファーム」(津市)の風力発電施設の増設計画で、県は十日、両市にまた がる青山高原への増設を許可した。増設されれば全国最大規模の風力発電拠点になる見込みだが、地元住民や環境団体は「自然破壊につながる」と反発してい る。
 「(原発事故後の)エネルギーを取り巻く状況を踏まえて判断した」。鈴木英敬知事はこの日のぶらさがり会見で強調した。
 最大出力二千キロワットの大型風車を計四十基増設する計画。青山高原一帯には五十一基が建っており、増設後は全国最大級の計九十一基になる。
 現在の五十一基のうち二十三基は自然公園法の国定公園特別地域内にあるが、県が特例として建設を許可した経緯がある。計画では、国定公園内への増設分は四十基のうち二十二基で、県が再び特例を認めるかが焦点となっていた。
 今回、県は環境への影響を最小限にするなど十一項目の条件を付けて特例として認め、環境省の了承を得た。
 国定公園内への増設について、鈴木知事は「青山高原は年間通して風が吹く風力発電の適地だ。自然環境を考慮してもやむを得ない」と理解を求めた。
 事業者の青山高原ウインドファームの小崎茂生総務部長は「大きな前進だ。原発の再稼働のめどが立たない中、自然エネルギーを活用して電力確保に努めたい」と答えた。
 一方で、住民や環境団体からは反対の声が上がる。
 伊賀市の住民団体「青山高原の自然を守る会」の武田恵世代表は「青山高原は一部が国定公園に指定された自然豊かな場所。特例で認めるのはおかし い」と指摘。日本野鳥の会三重の平井正志代表も「絶滅危惧種のクマタカなど猛禽(もうきん)類が生息しており、増設で繁殖できなくなる可能性がある」と懸 念を示した。
 今後、建設予定地の保安林の指定を解除する必要があり、同社と県が事前調整を進めている。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まる七月以降、具体的な手続きが進むことになる。
(宿谷紀子)

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